ゆる介護と自分時間

母の世話と自分の暮らし

認知症の勉強をする

目下の悩みは、認知症の母相手に腹を立てたり冷たい言葉をぶつけたりして、ホントにバカな自分を感じること。


情けないんだよなぁ~、わたし。


そんなわけで、母の状態を知るべくそのテの本を図書館で借りてきて、お勉強を始めました。


本を読むと「認知症の人と話すときは目を見てにこやかに話す」とか「否定しないで最後までよく話を聞く」と書いてありました。


ん??これってフツーのことじゃない?
普通、誰かに接するときは失礼にならないよう、相手を見て穏やかにお話を聞く。


そうか、認知症の母だからってテキトーに話を聞いて、「そうじゃないでしょ!」と怒りまくっていた。



早速、にこやかによく話を聞くことを始めました。


以前よりは穏やかな時間が過ごせたかな?


そして、母に家事をしてもらうことも始めました。
リビングの掃除はほうきを使うことも覚えていて、そこそこきれいになりました。
夜はフライパンで肉を焼いてもらいました。ちょっとしょっぱくて、ちょっと焼きすぎだったけど「おいしいね~」と食べました。


昔、母の作ったものは何でもおいしかった。ちょっとしょっぱくたって、家のゴハンが一番だった。
いつも黙ったまま食べるごはんですが、この日は話をしながら食べることができました。


わたしの中に少しは温かい気持ちが残っていたようで、思い出せたかな?

母からの電話

認知症初期状態と思われる母から電話がありました。


「なんだか寂しくなっちゃって、美月が来ないかなぁ~と思ってさ」


いつも「自分で買い物も行けるしごはんも作れるし、ひとりでいられる」
   「ショートステイやデイサービスなんて行かなくても大丈夫」
といっている母なのに。


仕方がないので小一時間の道のり、実家に行きました。
そうすると「あら~来たの~?」的なノリ。


自分で呼んでおきながら・・・とわたしはイライラ。
だけどここは女優になって心優しい娘を演じなきゃ。
がんばって話を合わせました。


つまるところ・・・
  認知症の人って過去の遠~い記憶と今しかない。
         さっきのこと・ちょっと前のことなんか記憶にございません。
そんなことが分かった。


認知症の母相手に怒っても仕方ない。
お互い心穏やかに過ごせるよう、ふるまい方を調整していくんだなー


娘はツラいよ!

デイサービスに行ってほしい

 たまに母とぶつかってしまいます。
原因は介護保険のサービスについて。


デイサービスに行って体を動かしたり、人と交流して楽しく過ごしてもらいたいと思うわたし。
家に居ればだれかがたまに遊びに来て、お茶を飲んだりお昼を食べたり、そんな生活をしたい母。


母には仲良くしているおじいちゃんがいるのです。
彼はお昼を買ってきて二人で食べるのです。
たぶん、コレが母の今の一番の楽しみ。


もう15年も前に父は亡くなったし、茶飲み友だちくらいいいじゃないと思いますが、のめりこみすぎてデイサービスをすぐ休んでしまう。


コレがわたしの怒りの原因です。


おじいちゃんだって毎日遊びに来るわけでもなく、来ない日は終日ぼーっと座っている始末。
なんか、情けなく思ってしまうわたし。


胸がチリチリして怒ってしまう。


デイサービスには行ったほうがいいと思うので、怒らないで説得していくのが目下の目標ですかね。


1週間くらい前のこと、実家からの帰り道
あら、太陽が二つ?
幻日(げんじつ)という現象を見ました。
珍しいので吉兆だそうです。
そのうちいいことあるさ、ね。