目下の悩みは、認知症の母相手に腹を立てたり冷たい言葉をぶつけたりして、ホントにバカな自分を感じること。
情けないんだよなぁ~、わたし。
そんなわけで、母の状態を知るべくそのテの本を図書館で借りてきて、お勉強を始めました。
本を読むと「認知症の人と話すときは目を見てにこやかに話す」とか「否定しないで最後までよく話を聞く」と書いてありました。
ん??これってフツーのことじゃない?
普通、誰かに接するときは失礼にならないよう、相手を見て穏やかにお話を聞く。
そうか、認知症の母だからってテキトーに話を聞いて、「そうじゃないでしょ!」と怒りまくっていた。
早速、にこやかによく話を聞くことを始めました。
以前よりは穏やかな時間が過ごせたかな?
そして、母に家事をしてもらうことも始めました。
リビングの掃除はほうきを使うことも覚えていて、そこそこきれいになりました。
夜はフライパンで肉を焼いてもらいました。ちょっとしょっぱくて、ちょっと焼きすぎだったけど「おいしいね~」と食べました。
昔、母の作ったものは何でもおいしかった。ちょっとしょっぱくたって、家のゴハンが一番だった。
いつも黙ったまま食べるごはんですが、この日は話をしながら食べることができました。
わたしの中に少しは温かい気持ちが残っていたようで、思い出せたかな?